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収納付きキャットウォークとガーデンルーム


大阪・高槻市で猫3頭と暮らすK様。

一軒家(築30年ほど)のリフォームを検討されており、LDKやバス・トイレ、和室など全面的な改装の中に
ペット視点を組み込んだ、大規模ペットリフォームの一例となった。

以下、解説はペットリフォームにのみ焦点を絞って記述する。

3頭の内、1頭は幼いころから下半身に障害があり、オムツをしないと家中にオシッコをしてしまい困っているとのご相談。
また、室内飼育の猫が運動不足にならないよう、キャットウォークやガーデンルームを設けたいとのご要望があった。

キャットウォークに関しては、「壁いっぱいに配置させたいがモノが多いので収納も欲しい」とのお話があり
オリジナルの収納付きキャットウォークを製作。タモ材を使用した、ナチュラルでモダンな風合いに仕上げた。
ダイニングのテレビ下収納からリビングへと続くキャットウォークは、一方通行にならないよう複雑に展開し、
日差しの気持ち良い窓際を通って広い部屋をくの字に囲う。
下半身に障害のある猫でも昇り降りがしやすいよう、ステップの間隔は通常よりも短くなっている。

家具や壁でなるべく爪研ぎをしてほしくないとのとのことだったので、
キャットウォークと連結させるかたちで爪研ぎ柱を設置。

猫の遊び場&日向ぼっこスペースとして、元はデッキだったリビング横の庭にガーデンルームを設置。
室内との段差がほぼ無く、リビングとフラットに繋がるガーデンルームは日光をたっぷりと取り入れて
家族の憩いの場としても、とても贅沢な一角となっている。使用したのはLIXILの「ココマ」。
網戸は「ペットディフェンスネット」を採用。
樹脂コーティングが施されており、ペットの引っ搔きに強く破れにくい。

腰壁には、傷がつきにくいDAIKENの「ハピアウォール」を使用。

消臭・調湿に優れた自然素材100%の塗り壁材「AJ-ペットウォール」は1階・2階のほぼ全面に施工。
ペットのニオイ軽減に抜群の効果を発揮し、自浄作用で汚れを分解する他、ウイルスや菌を死滅させてしまう効果もある。

床材は、滑りにくさ+ペットが粗相をしてしまった時の掃除のしやすさを考慮し、東リの「CFシート-P NW」を採用。
クッションフロアは踏み心地もやさしく、足が痛くなりにくい。また、SIAA認定の抗ウイルス加工も施されている。

和室は畳を撤去し、DAIKENの「ここち和座」を施工。
畳の風合いを残しつつ、汚れも拭取れるのでお手入れ簡単。クッション性に優れ、日焼けにも強い。
襖(ふすま)には、引っ掻き傷に強い「プラスチック障子紙」を採用した。

2階へと上がる木製の階段はそのまま残すとのことで、AJ-パーフェクトコートを施工。
ガラスコーティングで床面の滑りを防ぐ。
ペットの事のみを考えるならば、クッション性のある素材に変えるのがベストではあるが、
どうしてもフローリングの風合いを残したい時にはコーティングという選択肢もある。

【施工ポイント】収納付きキャットウォーク・爪研ぎ柱・ガーデンルーム・フローリング・塗り壁(AJ-ペットウォール)・腰壁・
        ここち和座・床コーティング(AJ-パーフェクトコート)・網戸・障子


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